肝臓疾患
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肝炎について
肝炎とは
肝臓疾患の1つである「肝炎」とは、何らかの原因で肝臓に炎症が起こり、それにより肝細胞が壊される病気です。肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、何か異常が生じても自覚症状が現れないことが多く、全身の倦怠感、食欲不振・吐き気、発熱などの症状に気づいた時には、病状が進行している場合が多いので注意が必要です。
健康診断などで肝機能の異常を指摘された時などには、決してそのままにせずに適切な検査を受けて早期発見・早期治療をはかるようにしましょう。
慢性肝炎の原因
肝臓の炎症が6ヶ月以上続いた状態を「慢性肝炎」と言い、さらに炎症が続くと肝硬変や肝がんに移行しやすくなります。慢性肝炎の主な原因としてウイルス感染(ウイルス性肝炎)、薬の副作用(薬剤性肝炎)、アルコールの過剰摂取(アルコール性肝炎)、免疫システムの異常(自己免疫性肝炎)などが挙げられます。その中でも最も多いのがウイルス感染で、原因の90%を占めています。肝炎を引き起こすウイルスにはA型、B型、C型、D型、E型などがありますが、日本における慢性肝炎のうち15~20%がB型肝炎ウイルスの感染(B型慢性肝炎)、70%がC型肝炎ウイルスの感染(C型慢性肝炎)によるものとされています。
検査をおすすめする方
・健康診断で肝機能の異常を指摘された方
・B型肝炎・C型肝炎ウイルスの検査を受けたことがない方
・母親がB型肝炎ウイルスに感染している方
・出生時も含め、平成4年(1992年)より前に輸血を受けたことがある方
・輸血や大きな手術を受けたことがある方
・長期に血液透析を受けている方
・平成6年(1994年)以前に、輸入非加熱血液凝固因子製剤の投与を受けたことがある方
・平成6年(1994年)以前に、フィブリノゲン製剤(フィブリン糊としての使用を含む)の投与を受けたことがある方
・臓器移植を受けたことがある方
・母子感染予防策が実施されていなかった1985年(昭和60年)より前に生まれた方
・刺青(タトゥー)を施している方
・医療機関以外でピアスの穴を開けたことがある方
「症状が現れる前」に適切な検査・治療を受けましょう
肝臓は「沈黙の臓器」です。異常が起きても症状が起こりにくく、症状が発生した時にはすでに肝硬変や肝がんなどになっているケースも少なくありません。「健康診断で肝機能の異常を指摘されたが、何も症状はないから大丈夫」とお考えにならずに、症状が現れる前に適切な検査・治療を受けられるようにしましょう。
ご不安な方は当クリニックへご相談ください
当クリニックの院長は「日本肝臓学会肝臓専門医」です
健康診断で肝機能の異常を指摘された方など、慢性肝炎がご不安な方は滋賀県大津市の林内科クリニックまでご相談ください。当クリニックの院長は「日本肝臓学会専門医」で、肝臓疾患の豊富な知識・経験があり、適切な検査・治療で病状を改善へと導きます。
B型・C型肝炎の治療が受けられます
検査の結果、B型・C型肝炎と診断された場合には、当クリニックで適切な治療を受けて頂くことができます。クリニックによっては、「治療は専門機関で受けてきてください」と他院を紹介されることもありますが、当クリニックでなら検査から治療まで一貫して受けて頂くことができます。